仕事を辞めたい、しかし、退職を伝えた後に揉めたり、トラブルになったりするのは避けたいものです。
では、円満に仕事を辞めるにはどうしたらよいのでしょうか。
退職を伝える時期に気をつける
仕事を辞めることを決めたらすぐLINEで上司に送る、というような事はやめた方がよいでしょう。きちんと上司に会って、まずは口頭で伝えます。
自分の気持ちのままに、決めたらすぐにでも伝えたいという人もいるでしょう。
でもちょっと待ってください。今、言い出してもよいタイミングでしょうか。会社が忙しい時期ではありませんか?任された仕事はありませんか?
もちろん、そうは言っていられない病気やケガは別です。また、この仕事が終わったら辞めます、と言うこともできそうなら大丈夫です。
しかしそうではない場合、言い出すタイミングを間違えると、無責任だと思われるかもしれません。できるだけ会社に迷惑のかからない時期を選んで切り出しましょう。
引き継ぎはしっかりする
辞めると伝えたら、退職までの間、心は次の転職先に向かっていたり、上の空になりがちです。
気を引き締めて、引き継ぎをしっかりしましょう。自分がいなくても困ることがないように、大事なことは書いて残すなど、マニュアルを作って置いていくのもよいでしょう。
次の人が決まっていたら、自分の知っていることは細かく教えます。
物品の置き場所なども、残った人が誰でも教えられるからと後回しにせずに教えましょう。あなたが退職することによって、他の人への負担は多少なりとも出てきてしまいます。
できるだけその負担が増えないようにしていきましょう。
感謝と思いやりをもって退職する
あなたが辞める理由は何でしょう。仕事内容がきつくなってきたからでしょうか?それとも、上司や部下など人間関係に疲れてしまったからでしょうか?
理由はそれぞれにあるでしょう。でも、あなたはもう立派な社会人であり、大人です。この会社に入社したばかりの頃を思い出してみてください。
きっと希望に満ちあふれ、不安ながらもここで頑張って働こうと思ったでしょう。
そんなあなたを、上司や同僚が助け、見守ってくれたからここまでやってこれたのです。色々あって辞めることにはなりましたが、せめて今まで勤めることができた感謝を心の中に持ちたいものです。
その気持ちは退職のその日まで、言動や態度に出るでしょう。それがまわりにも伝わります。
そうすれば辞めるあなたに周囲から、ありがとう、次も頑張ってねという気持ちがわき、円満退社へとつながるのです。